共生バンクでは、安心安全な天然・国産の鹿や猪の生産、ならびに加工品製造を行っています。
古くから西洋では高級食材として重宝され、日本でも親しまれてきた鹿肉や猪肉を、美味しく食べられるジビエ文化を普及させることにより、豊かな食文化に寄与するとともに、近年増加の一途をたどる野生鳥獣による農作物被害の対策の一助とし、また、里山や森林の環境保全に貢献します。
シカやイノシシなどの野生鳥獣による農作物被害額は年間200億円を超え、近年増加の一途をたどっています。
それにともなって営農意欲の減退や耕作放棄地の増加等の傾向もみられており、
農山漁村の人々の暮らしに深刻な影響を及ぼしています。
これまで、捕獲した鳥獣の95%は埋設か焼却処分されてきており、5%ほどしか食用活用されていませんが、
農林水産省は、2019年までに食肉利用率を30%に引き上げることを目標としています。
共生バンクでは、このジビエ活用運動に取り組み、農山漁村の活性化、野山・里山の環境保全、
そして野生鳥獣の命を無駄にせずに美味しくいただける食文化を創造していきます。